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墨田区議会第3回定例会で一般質問を行いました!質問原稿を公表致します。 [墨田区議会]

20130911-1.jpg[カメラ]墨田区議会第3回定例会で「すみだ北斎美術館新築に関連した問題について」と「両国公会堂活用事業者の辞退について」の一般質問を致しました。

墨田オンブズマン 大瀬康介でございます。これより一般質問を行います。

はじめに、すみだ北斎美術館新築に関連した問題についてご質問いたします。

第1番目の質問はすみだ北斎美術館新築工事全体工事費の範囲と総額についてご質問致します。


すみだ北斎美術館の建築工事の入札では7月26日に開札がされましたが、名乗りを上げた業者2社が全て辞退して入札は不調となりました。


このことは、墨田区が建設を予定しているすみだ北斎美術館の計画が大変杜撰なものである事を示すものではないでしょうか。

先ず、平成24年9月20日の区民文教委員会で提出された「すみだ北斎美術館」の運営方針について」と題された文書によれば、事業の目的として地域活性化の拠点(観光、産業への寄与)を謳っており、工事費は外構工事を含む金額で18億2千万円と示されております。


しかしながら、本年8月21日の公告ではすみだ北斎美術館新築工事の予定額が18億50,016,000円となり、差し引き7億33,456,500円増額される事になりました。


既に落札された空気調和設備工事3億10,023,000円、電気設備工事2億10,000,000円、これに建築工事の再入札での予定価格18億50,016,000円を加えますと、ここまでで23億70,039,000円となります。


更に、先に示された「すみだ北斎美術館の建設工事契約について」と題された資料の記載では、全体の工事費は25億5,300万円とあり、これには建築工事1件、設備工事4件とありますので、先ず確認をさせて下さい。

建築工事1件とは予定価格18億50,016,000円のすみだ北斎美術館新築工事を示し、設備工事4件とは3億10,023,000円の空気調和設備工事と、2億10,000,000円の電気設備工事を指し、更に今後入札が予定される給排水設備工事と昇降機設備工事を示すものと結論付けてよいのでしょうか。


そうなると、この2件に係る工事費と、残る別契約の関連工事、すみだ北斎美術館新築工事に伴う外構工事、すみだ北斎美術館展示制作委託工事の合計4件の未公告の工事が残る事になります。


そこで質問ですが、未公告の4件の工事予定価格の合計は、全体工事費25億5,300から23億70,039,000円を差し引いた1億82,961,000円となるのでしょうか。


平成24年9月20日の区民文教委員会で提出された「すみだ北斎美術館」の運営方針について」と題された文書には、工事費は外構工事を含む金額で18億2千万円と示されておりましたので、当然この4件の工事費も含まれ、全体工事費25億5,300万円からこれ以上増えない事を確認させていただきます。

第2番目の質問ですが、すみだ北斎美術館新築工事に係る費用として、平成22年3月に行われれた埋蔵文化財の調査費約2千万円と本年8月に行われた追加の埋蔵文化財の調査費約700万円とは北斎美術館の全体工事費の中に含まれるのでしょうか。

第3番目の質問ですが、北斎美術館の建設の構想が始まった平成元年から現在までの北斎美術館計画でこれまでに使われた累計額はいくらになるのかお尋ね致します。

この中には毎年1億円の基金が使われる北斎資料取得基金や建設予定地にあった緑町公園のテニスコートの移設費用、北斎美術館に関連した啓発活動や印刷物、展覧会費用、プロポーザルコンペ関連費用などのこれに関連する一切の累計額は幾らになるのかお答え下さい。

第4番目の質問ですが、平成24年9月20日の区民文教委員会で提出された「すみだ北斎美術館」の運営方針についてと題された文書によれば、事業の目的として地域活性化の拠点(観光、産業への寄与)を謳っておりますが、美術館新築に伴う建設工事で第1回目は応札予定者の全てが採算が取れないと辞退致しており、業者さんが採算が取れないと言う予定額を提示して、地域の活性化や産業への寄与が出来るのでしょうか。

その後の再入札では7億33,456,500円増額を致しましたが、この金額は地域の活性化及び産業への寄与に資する金額なのか、その根拠となる具体的な数字を挙げてご説明下さい。

第5番目の質問は、平成25年度一般会計予算でその承認の前提として区議会自民党の提案で付帯決議が付けられた事についてご質問させていただきます。


この付帯決議では、「すみだ北斎美術館については、管理運営費の更なる圧縮を図る」とございますが、美術館の新築に掛かる建設費が予定額ベースで7億33,456,500円増額せざるを得ない状況でございます。

建設費が上昇すれば当然維持管理費も比例して上昇し、将来の大規模修繕費用に大きく影響を与える事が想定されます。

区が建設を予定している北斎美術館は極めて意匠性の高い建物である為に、今回の増額となった訳ですが、渋谷区にある松濤美術館は昭和51年に建設された極めて意匠性の高い建物である為に、使い勝手が悪い部分を改修したくても建物自体が著作物と言う位置付けもあり、長期に渡り改修工事が行えず、電球1つを交換するにも足場を組まなければ出来ない等渋谷区はその維持管理に苦しめられた事をご存じでしょうか。


そこで質問ですが、平成25年3月の付帯決議に示された「管理運営費の更なる圧縮を図る」事について、区長はこれを実現できるのでしょうか。

仮に実現出来るとおっしゃるなら平成24年9月20日の区民文教委員会で提出された「すみだ北斎美術館の運営方針」で示された、来館者開館1年目20万人、開館2年目16万人、平年度と開館5年目以降の平均12万人と、それぞれ試算されていますが、施設の管理費を何パーセントまで圧縮出来るのか具体的な数字を挙げてお答え下さい。

ちなみに開館1年目20万人の試算では施設管理費は光熱水費、各種設備保守、設備管理、警備、清掃費の合計が7,530万円で、開館2年目16万人の試算では同合計が6,650万円、平年度と開館5年目以降の平均12万人の試算では同合計が6,000万円となっておりますが、具体的な減額可能なパーセント又は金額とその根拠をお示し下さい。

第6番目の質問は先月19日民間では夏休み明け早々に急きょ区政懇談会と言う名目の入札が不調になった事を受けての再入札増額の打診の様な会合が開かれましたが、事前に墨田オンブズマンは区議会事務局を通して10億円近い増額が予想される問題だけに、公開の場で行うよう要請致しました。

しかし、配布された資料も「取扱注意」と書かれ、区政懇談会も傍聴を認めない事実上密室の状態で行われました。急きょ19日に区政懇談会が開会され、21日に再入札の公示と言う極めて慌ただしい日程であり、区政懇談会と言ってもこの日程に反対の余地すら無い結論ありきの一方的な説明に終始していました。


この事は墨田区民の皆様を代表する区議会議員、区議会を余りにも軽視した傲慢な態度ではないでしょうか。事の発端は北斎美術館の建設についての調査や計画が杜撰である事が原因で、施工業者が辞退せざるを得ない状況を生じさせた事は、この計画を改めて見直す必要がある事を物語っております。

この事は全体の計画の他の部分でも同様の問題が生じるであろう事を危惧させますし、この金額だけを修正すれば全てうまく行くとは思えません。懇談会の中で私は今後追加的な費用が発生した場合は、誰が責任を取るのかと質問した時に、区長は「最終的責任は区長である私にある」とおっしゃいました。

そこで責任の所在は明らかになりましたが、今回の責任について改めてご質問致します。

当初予定していた金額を遙かに超えた7億3,300万円と言う金額が我々国民の血税で負担せざるを得ない状況に至った事について区長はどう責任を取られるのでしょうか。

せめてこれまでの4期に亘り区長在任中の区民の皆様の税金で支払われた1期毎に貰える退職金をせめて3期分の約6,000万円余りをご返納いただけないでしょうか。

この中で3期分と申しましたのは、平成16年に退職間際の職員に対して特別昇給を行い、当時一般区民だった私は損害賠償訴訟を起こしました。

その後区議会でも問題となり、当時の退職金約2千万円余りを区に返還しているからでございます。実際にはこの金額では6億7,000万円も不足してしまいますが、その金額はどの様に責任を取られるのでしょうか。

また、今後必要になる未契約の工事でも不足が生じた場合どの様に対応されるのでしょうか。仮に、その増額分が国からの交付金でまかなわれるとして、墨田区の一般会計を圧迫するものでは無いとしても、その源泉の多くが日本政府の国債に依存しているのはご承知のとおりです。

政府の国債残高は700兆円を突破し平成26年度の概算要求は120兆円になる事が予想されプライマリーバランス(基礎的財政収支)は悪化するばかりです。


こうした無駄遣いが全国各地で行われた結果、来年度から消費税率が引き上げられる事も予想され、平均所得が237万円とも言われる墨田区民の皆様の生活が更に苦しくなる事にもどう対処されるのでしょうか。

第7番目の質問です。区民の皆様への説明責任についてご質問致します。


3日の所信表明のなかで区民の皆様への説明責任について触れておりましたが、こうした大切な問題は速やかに区民の皆様に知らせる必要があると思います。

先ず、速報性のある墨田区のホームページ、区報の号外等で知らせる必要があると思います。

また、区民の皆様から希望者を募り臨時の懇談会を開催して説明し、区民の皆様の声に直接耳を傾けるべきだと思います。

予算特別委員会の付帯決議には「とりわけ区民の理解を得るために、全庁挙げてなお一層努力すること」とございました。


ならば全庁をあげて区民の皆様に対する臨時説明会を区が管理する集会所やホールで行うと共に速やかに区のホームページに掲載し、区報やチラシ・回覧板等で説明会の日程を告知し、結論ありきの一方的な会合にせずに区民の皆様の声に耳を傾けるべきだと思いますが、区長の方針をお尋ね致します。

第8番目北斎美術館の観光やまちづくりの効果についてご質問致します。


平成25年度の予算特別委員会での付帯決議では「収入増加に全力で取り組むこと」とされましたが、今回7億3,300万円も工事費が増えた関係で入館料の見直しや集客の方法、開館時間の延長等を再検討しないと付された決議内容が実現出来ないと思われますが、区長は収入増加に全力で取り組むとは、具体的に何に全力で取り組むのでしょうか、例えば今回増額された7億3,300万円分を2年で取り戻す、とか言う様に具体的な数字と達成までの期間が具体的に区民の皆様にわかり易い形でお答え下さい。

第9番目の質問を致します。区長の所信表明で示された内容について質問致します。


区長は所信表明の中で「現在予算措置されております債務負担行為限度額及び歳出予算額の範囲内で、建築工事費に優先充当し、その結果不足となる今後の必要額については、今後定例会で債務負担行為限度額の追加等補正予算案を提案する」とございますが、今回7億3,300万円も工事費が増えた上に更に工事費が増える事を暗示させる内容です。

美術館が開館するまでに債務負担行為限度額の追加等の補正の総額はいったいいくら必要になるのか明らかにすべきです。

大幅な費用の増加を伴う恐れのある問題を急いで決めてしまう事が如何に危険かを、この内容は暗示しており、総合的にどの位の追加支出が今後予定されるのか、その上限を決めた上で計画を実行するか否かの結論を今こそ出すべきです。そこで区長に確認致します。

今後開館に至るまでの期間に累計で幾らの追加的費用が必要なのか具体的な数字とその内容を挙げてお答え下さい。

第10番目の質問です。区長の所信表明で示された内容について別の質問を致します。


区長は所信表明の中で「観光やまちづくりの拠点として、地域への経済波及効果についても、様々な知恵や工夫を凝らし、来館者の増につなげ、まちの賑わいを図る」と述べておりますが、これらの言葉には何ら具体性が見られませんのでご確認させていただきます。


先ず、区長の言う「観光やまちづくりの拠点」とはどの様なもので、何名位の観光客が見込め全国から毎日どれ位の観光バスや団体旅行者が来るのでしょうか。


次に、「地域への経済波及効果」とは如何なる効果を示すのでしょうか。

例えば、近隣の商店の売り上げが3割増加するとか、近隣の不動産の価格が2割上がるとか、区民の皆様が実感できる形で経済の波及効果をお示し下さい。


更に、「様々な知恵や工夫を凝らし」とございますが、様々な知恵や工夫とは具体的にどの様な知恵や工夫を示すのでしょうか、開館まであと2年ですからある程度具体策はもう出て来ないと間に合いません。

具体的で皆さんが納得できるご回答を期待致します。


最後に、「まちの賑わいを図る」とは、どの様な賑わいなのでしょうか、例えば原宿の竹下通りの様な賑わいなのか、それとも銀座通りの様な賑わいなのか、これだけの表現ではそのイメージが伝わって参りません。何処の都市のどの通りの賑わいをイメージすれば良いのかお伺い致します。


次に、両国公会堂活用事業者の辞退について、ご質問いたします。

昨年、両国公会堂活用事業者が現れ、歴史的建造物である両国公会堂が保存されると多くの区民の皆様が安堵と喜びを感じる事ができましたが、本年7月末に両国公会堂活用事業者が辞退された事を聞き大変残念に思います。

業者さんにはあの建物の価値を認めて下さった事に深く感謝申し上げます。

また、事業計画に無い追加経費が発生し採算ラインの確保が困難となった事にさぞかし残念に思われた事と思います。

この原因はやはり墨田区の姿勢に問題があるのではないのでしょうか。

北斎美術館で7億3,300万円を追加支出するなら、その半分程度の資金を補助する事で、両国公会堂は甦り、墨田区で結ばれ新たな人生へと旅立つ若者を創り出すチャンスが生まれた筈です。


墨田区は、今後の対応として「新たな活用事業者を再々公募する、あるいは施設を廃止・解体し、跡地を活用する」としていますが、文化財としての価値を何故認識出来ないのでしょうか。


両国公会堂は関東大震災直後の大正15年(1926年)に建設され今年で87年目を迎えます。あと12年もすれば100年を迎える歴史的建造物を何故墨田区は守ろうとか後世の人達に残そうとしないのでしょうか。

同じ頃に作られた東京駅はリニューアル工事が行われ基礎部分には免震ゴムとダンパー式の免震装置が付けられ、建物全体は建設された当時の形に復元されました。

その結果今では東京の人気ナンバーワンの観光スポットになり、昨年の12月、幻想的な光のイベント3D・4Dマッピングが行われた時には余りの来場者の多さに道路に人が溢れ過ぎてイベントが中止になる程でした。

新しい建物は次から次へ作られ、造られた当初は人を集めますが近くに別の施設が作られればそちらに流れてしまいます。しかし、古い建物は一度壊してしまうと再び基に戻せません。


両国公会堂は区長と同じ富山県出身の安田善次郎氏が当時の東京市に安田庭園と両国公会堂を残す事を条件に寄付されたもので、寄付者の意思をそう簡単に裏切る事は人としてすべき事ではありません。

すぐ隣にある安田学園も創立者は善次郎氏であり、親子代々に亘りこの学校に育てられた区民の皆さんも大変多いのです。両国公会堂は個人が寄付したものでは墨田区最大の歴史的建造物です。

また幕末から明治維新にかけて西洋列強から国を守ろうと当時の人達が一生懸命働き、その勤勉さと才覚で豊かな経済を築いて来たことを物語る区内最後の建造物です。


内部には当時流行したアールデコ様式が取り入れられた装飾があったり建物の構造も関東大震災直後に作られた為に大変頑丈に作られております。


両国公会堂の活用こそ観光資源でありまちづくりの拠点とすべきです。


この様な素晴らしい文化遺産を残し後世に伝えるのが我々の使命ではないかと思いますが、区長のお考えをお聞かせ下さい。

以上ご清聴ありがとうございました。

私の一般質問を傍聴に来られた皆様に感謝申し上げます。

やはり区民の皆様が、区議会議員の実際の仕事を見に来られる事が大変重要で、区民の皆様の目が区民目線の行政に変える事に繋がると思います。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.150~0.139マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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